2025.10.24 第21回全国環境連全国大会in岡山
2025年10月24日(金)、岡山プラザホテルにて「令和7年度 第21回 全国環境連全国大会(岡山大会)」が開催されました。
今年は、「 原点から学び“つなげる”サスティナビリティ~不易流行~」をテーマに、全国から多くの組合員・関係者が集い、学びと交流が深まる一日となりました。

講演会では、まず、環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課 課長 杉本留三氏に「廃棄物・資源循環行政の最近の動向について」と題し、国の政策動向や制度改正の方向性、現場に求められる視点などをわかりやすく解説いただきました。
続いて、(株)日本総合研究所 主席研究員 藻谷浩介氏に「不易流行~変わらないものと、変わらずにはすまないもの~」をテーマに、人口変化や地域経済の現状を踏まえ、これからの地域づくりや業界の役割について示唆に富む話が展開され、参加者からは「現場でのヒントが得られた」との声が多く寄せられました。


大会式典は、全国環境連 副会長の山田幹二氏による開会の辞から始まり、主催者を代表して大川和彦会長が挨拶を行い、原点を見つめながら次の時代にふさわしい業界づくりを進めていく重要性が語られました。続いて表彰式が執り行われ、優良役員・永年勤続の方々が紹介されました。本年は、優良役員表彰3名・勤続40年以上表彰5名、30年以上表彰14名、20年以上表彰24名の方々に授与され、長年にわたり地域の環境保全に貢献されてきた功績に温かい拍手が送られました。代表謝辞は岡山県 甲元政利氏により、業界を支える皆様への感謝と今後への決意が述べられました。


また、要望決議を穴南幸司常任理事から、大会スローガンを菊地豊樹常任理事から、大会宣言を米山二郎理事から発表され、循環型
社会への貢献と地域との連携を強化していく姿勢を共有した。
さらに、来賓として環境省 杉本留三氏、岡山県知事代理 環境文化部部長の國重良樹氏、岡山県議会議長 遠藤康洋氏、岡山市長 大森雅夫氏、倉敷市長 伊東香織氏から祝辞をいただき、行政・政治・自治体の側面から大きな激励と期待が寄せられました。
式典後に行われた懇親会では、和太鼓による力強いオープニング演奏で始まり会場が一気に華やぎました。宮地理事の開会の辞、岡山県組合 牧理事長による挨拶、全浄連会長 上田勝朗氏をはじめとするご来賓の祝辞、ご来賓紹介の後、日本環境保全協会 三条忠文会長による乾杯の発声の後、参加者同士の交流が盛んに行われ、ダンスや三味線のアトラクションなども披露され、終始温かい雰囲気に包まれました。


懇親会の終盤には、岡山県 牧理事長から宮崎県 岩本理事長へ大会旗が引き継がれ、次回開催地・宮崎へ想いがつながれました。
懇親会の締めくくりは全国環境連の堀内理事が務め、盛会のうちに全日程が終了しました。
今回の岡山大会は、「不易流行」というテーマのもと、変わらない原点を大切にしながら変化に応じた新たな取り組みを考える、実り多い大会となりました。ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
2025.11.27 田邊拓人